【気分をチューニング】

  1. トヨタ
意外と見かけるエンブレムチューン

 あっ、レクサス。
トヨタのブレイド
…のような何かです。

 レクサスの車種を全て把握しているわけなどないのですが、それでもレクサスのエンブレムを付けているこの車がレクサスではないんだろうなということは感じます。ではその根拠は、となるときっちりとは説明できません。「これまでこんなレクサスを見たことがないから」という微々たる経験からひねり出した勘によります。

 ただ、ボディカラーがバッヂと同じシルバーをしているせいか、近くで見れば見るほど、
エンブレムをトヨタからレクサスに
なかなか上手く収まっているように思います。レクサスのエンブレムを付けるくらいなのだからトヨタの車種なんだろう、そう考えていつもの如くGoo-netで総当たりを始めたら、まず車種が多くて圧倒されました。さすがトヨタと言うべきでしょうか、本当に多いです。

 そこでひとまず現行車種だけに絞って探し直したら、見つけました、ブレイドという車種でした。

バッジ交換の目指すところ

 「王様の仕立て屋」という漫画で主人公が次のような台詞を口にする場面があります。

“化粧は元々自分の中に眠る隠された人格を 引き出す宗教儀式から生まれた”
“お洒落だって同じ事さ”

 バッジ交換というエンブレムチューンには色々と賛否があるようで、確かに、チューニングと呼ばれる割にはスペック上の数値は何も変わりません。

 ただ、バッジ交換を化粧やお洒落の類として考えるなら、運転する人の気分を晴れ晴れとしたものにしてくれるはずです。エンブレムチューンでチューニングされるのは車そのものではなく運転手の気分、そう考えると一理あるかなとも思えてきます。それはそれでありなのかなとも思います。

バッジエンジニアリングとの違い

 ちなみに、以前レクサスのエンブレムをつけたハイエースを見つけた時、エンブレムを付け替えることが「エンブレムチューン」と呼ばれていることを知りました。そして同時にバッジエンジニアリングという言葉とも同義なのだと勝手に思い込んでしまっていたのですが、実は両者は全く別物だということを最近知りました。

 「図説 世界の最悪クルマ大全」という何とも毒々しいタイトルに興味を惹かれ、こういう切り口から車に迫るのも面白そうだと手に取ったのですが、この本には次のような一節がありました。

“車名だけを変えて売りつける「バッジエンジニアリング」の起源は 1950年代後半にさかのぼる。ブリティッシュ・モーター・コーポレーションが ブランド力を利用してひと儲けをたくらみ、同じクルマの6つのモデルにそれぞれ 違う名前をつけて売り出したのが始まりだ”

 1950年代後半…。自動車関連本を購入する機会が増えましたが、
日本のショーカー
そのどれを読んでも1950年代の日本の自動車産業が言及されることは少ないことに気付きます。日本が遅れていたということもありますが、世界はやはり広かったんだとも感じます。

 それにしても、CAR検定はもう実施されないんでしょうか。問題集をやっていても知らないことばかりで、それがかえって楽しかったりもします。

レクサスも頭金ゼロで乗る時代。
もちろん新型アルファードだって頭金ゼロ。
あの人の車も、頭金ゼロかも【トヨタ公式】

新時代の車の楽しみ方へ

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。