BMWのM7です。
BMWにはV12、つまり12気筒エンジンが搭載されてある贅沢なモデルがあります(つい最近知りました)。
フラッグシップと呼ばれる7シリーズの中でも最上位となる760Li、
この車種に積まれているようです。
V8でも贅沢なのに、V10でもどこかtoo muchなのに、V12なんてのは動力性能以外の意味合いのほうが重要なんじゃないかと素早く思い込んでしまうのですが、考えてみればそれも当たらずとも遠からずかな、と。
V8やV10エンジンは速度や馬力を謳う場面でばかり言及されているような印象がありますが、12気筒はそういう文脈の印象が薄いです。まぁ登場機会も少ないだろうしそもそもV12エンジンに接すること自体少ない私ですけども。
恥ずかしながら12気筒でとっさに思い浮かべられるのはトヨタのセンチュリーとアストンマーチンのラピードだけ。そこで、困ったときのWikipediaチェック!
すると、歴代12気筒車はやはりその時々でメーカーの顔、フラッグシップだったと思われる車が目立ちます。
まず、ロールスロイスのファントム、
マイバッハ、
エンツォフェラーリ、
フェラーリ612スカリエッティ、
フェラーリ599、
ランボルギーニ・カウンタック、
アストンマーチン・DB7ヴァンテージ、
同じくアストンマーチンDB9、
ジャガーXJ-S、
等々。
各メーカーそれぞれ同じ動力性能を発揮させるだけなら12気筒じゃなくてでもできたはずです。そうしないには何か理由があったはずです。
同じパワーを出すにも6気筒エンジンで出すのと12気筒で出すのとでは受ける印象がどこか異なります。
年金問題のときに年金扶養比率なんて言葉が流行りました。「高齢者1人を現役世代6人で支える」のと「高齢者1人を現役世代12人で支える」のとでは、同じ年金制度を支えるにしても、余裕が違いますよね。
社が誇る技術の結晶となるフラッグシップには、社の威厳を知らしめるフラッグシップには、この感覚、この余裕感が必要なのでしょう(ザ・先入観!)
話が意味不明に逸れてきたうえに年金より破綻しやすそうな説明に思えてきたので、気を取り直してM7について。
M7なんて見たのは初めてで聞いたこともなかったのですが、存在することを前提にあれこれ楽しく考えました。
BMWのMシリーズといえば、何となくアルピナと背中合わせ。アルピナには、
B7がありますので、M7なんて聞いたことないけど、私が知らないだけでM7も存在していたんだろうと。
フラッグシップをMにするんだからやはり12気筒ベースかな、あるいはツインターボだろうか、鬼トルクは間違いないだろうなぁ、内装は見たこともない世界が繰り広げられてるんだろう、本当に少ない知識を総動員して想像を楽しみました。
が、帰宅してふと思い出し、検索して調べてみてもM7なんてのはいまだ製造されたこともないようで。
つまり、このM7は…
エンブレムチューンですか!! 上手くできてますなぁ…。
それにしても、もしM7が本当に出たらどんな感じになるんだろう(空想は続く…。
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