MKBのSLRRマクラーレン
あ、SLRマクラーレン。
相変わらず平べったいなぁ、そんなことを考えつつもその後ろ姿をぼーっと眺めていると、何だか普通のSLRにしては違和感が。リアのエンブレムがちょっと違う?
ん~、ドラレコちょいズームっと。
やっぱり普通のSLRマクラーレンにしては文字が多いように思います。
そこで、スーパーズーム!
…SLRR…?
運転中だったのでとっさには左側の文字列が何て書いてあるのかわかりませんでしたが、右側のこのSLRRの四文字は認識できました。
SLRじゃなくてSLRRってなんだろう、いかつい印象を和らげるためにちょっと「ボケ」てみたエンブレムチューンかな。本気でそんなことを考えていました。
で、気になったので帰宅して調べると、MKBというチューニングメーカーによるSLRのコンプリートカーでした。SLR-Rと表記されることもあるようです。
ちなみにMKBはエムケイビーではなくて読み方は「エムカーベー」とのこと。
SLRの新車価格はロードスターで7千万、ベースグレードでも6千万と非常に高額です。中古でも2千万を下ることはありません。そんなSLRをこのMKBがチューニングを施してSLRRに生まれ変わると、一億円也。
この価格帯だともはや適正価格なのか何なのか私にはさっぱりわからない世界となりますが、調べてみるとSLRRは730馬力もあるようで、この数字を見てなるほどと思うこともありました。
見えないときから存在を示す音
このSLRRはのんびり走っていてすぐに横を通り過ぎ追い抜いたのですが、方向が同じだったようでしばらくは数台後ろから来てました。
そして、青信号で発進するたびに後ろから物凄く重く、何か特殊な重力場が発生しているような異様な振動というか振動波が伝わってくるのです。普通のSLRマクラーレンの近くを走っていてそのような経験をしたことはありません。
前を走りながらドアミラー内でその鋭く突き刺さりそうなノーズを見ていると、車高どころか全高自体が凄く低く平べったい車なのに、その低きところから睥睨されているような印象を受けます。
SLRマクラーレンを愛車に持つ方々といえばフランフランを展開するバルス社長の高島郁夫さんに東京大学物語で有名な江川達也さん、メジャーリーガーの福留孝介選手やサッカーのアンリ選手、そしてパリス・ヒルトンなど、こちらもなんだか違う次元の世界です。こういう人たちってどんな試乗してるんでしょうか。興味津々です。
それにしても、SLRマクラーレンという車をチューニングしようなんて発想には恐れ入ります。ここが最も異次元に思えるところです。
本を読んでいるだけではこのようなチューニングのジャンルはおろそかになってしまうので、何かイベントがあれば是非とも足を運んで話を聞いてみたいものです。
この記事へのコメントはありません。