出先で立ち寄った駐車場に、このような広告が貼られてありました。
「車でお金」
しかも、
精算機の真上に鎮座まします。
本来であれば精算機のほうこそ利用者の目線に近い高さにあるべきなのでしょうが、この駐車場の精算機は低く、まるでこの広告のほうが主役さながらの位置にありました。
車に関心を持ち始めると、車にまつわることは何でも興味対象になってしまいます。この「車でお金」という代物も、やはり気になる対象になっていました。何しろ、怪しさが漂っています。
まずもって、その仕組みがわかりません。ネットで調べてみても、何となしの伝聞情報や推測情報はありますが、具体的な体験談や利用者の声、口コミなども存在しません。
上記駐車場は東京都内ですが、他にも八王子では「車でお金」という表現ではなく
「車で融資」となっていました。
一方、埼玉県で目にしたのは
「車で資金」という表現です。そしてその隣にはクレジットカードのショッピング枠を現金化するという広告があります。まるで二つで一つのワンセットであるかのように、双方の広告が肩を並べています。クレジットカードのショッピング枠を現金化する換金行為といえば、違法行為です。今でもちょくちょく逮捕者が出てニュースになっています。そのような広告とワンセットなので、怪しさしかありません。
そして大阪へ行ったときにも、やはりありました。私が大阪で見た広告では
「車で即資金」という表現だったり、
「車キャッシング」という表現が使われています。
さらに千葉県に行きますと、
「車でお金」となっており、その隣にあるのはやはり
「カードでお金」という違法金融の広告となっています。やっぱりワンセットなんだろうなぁ、などと思っているとその脇にも見落としていた広告がありました。
だめ押しの、「カードでマネー」です。ワンセットなんだろうなぁではなく、絶対ワンセットに違いないと確信してしまいます。
他にも、「車金融」に「車担保融資」、そして「車に乗ったまま融資」など、いろいろな表現が使われています。「車に乗ったまま」なんて表現はまるでドライブスルーのようですが、どのような表現であれ、その広告の奥にあるのは車を担保にしてローンを組むということのようです。
しかし、やはり具体的な仕組みとなるとその実態がつかめません。わからないほど興味をそそられます。
そこで、直接当事者に質問しようと、恐る恐る業者に電話をしてみました(もちろん非通知で)。念のためにちゃんと貸金業登録もしてあって、何度も登録更新して長く営業を続けているところに狙いを定めてかけました。くどいようですが、非通知でかけました。
そして、どんな仕組みなんでしょうかと聞いていると、借りる気もないのにただ仕組みを知りたがってるのをいぶかってのことか、受話器の向こうからこう投げかけられました。
『この**-****-****は自宅ですか?職場ですか?』
…184を付けて番号非通知で発信したのに、難なく番号バレてます…こ、怖っ。
アンタッチャブル…かけておきながらやめときゃよかったなんて思い始めました。
“Curiosity killed the cat.”
受験時に習ったことわざも頭の中でぐるぐるしています。
しかし何も悪いことしてないしわからないことを聞くだけだし後ろめたいこともないしと心中開き直って一通り聞き終えました。
結局、車を担保にお金を貸すという想像通りの内容でした。ただ、「車に乗ったまま」というのはドライブスルーという意味合いではなく、貸付中も担保の車に乗れますという意味でした。そして、「個人の信用に関係なく車の価値だけを見て貸し付けるので無担保の個人ローンより借りやすい」「ブラックでも借りられる」という誤解があるが、実際はそうではなく車が担保でも個人の信用情報は凄く大事ということも言ってました。さらに最後に、「こういうところはあまり利用しない方がいいですよ」と業者の人みずから言ってました。この最後の言葉には陰に陽に色々と込められていたような気がします。
電話を終えて素早く発信履歴を確認しましたが、やはりしっかり「184」は付いてました。
番号が通知されたってことは、ナニワ金融道の事務所にあった照会端末みたいなのでチェックされたのかな、なんて思いましたが、まぁ信用情報はばっちりなので大丈夫なはずです。
ところで、年の瀬にフォトショップエレメンツの作業を(押しつけられて)やっていたら、ブログでも使えそうな便利な機能や小技が多々あることを知りました。特にモザイク処理が凄く便利なので、今回早速モザイクを多用しています。ドラレコ映像のナンバープレート修正処理もこれまでのように白地で塗りつぶすよりは、今回のようにモザイク処理をかけたほうが見苦しくないことを今さらながら実感しています。
ということで、今後は通常記事でのナンバープレートも全てモザイク処理に切り替えていこうと思います。
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