チューナー百花繚乱(BMW編)

  1. BMW

「史上最大のマツダ特集」という文字を見つけ、そのまま即買いしたカーグラフィック2011年8月号。


何気なく巻末に目をやると、各メーカーの新車プライスリストが。

そのドイツ車のところ、

ブラバスにロリンザー、RUFにヴィーズマン(初めて知る名前!)というチューニング会社がメーカーと同列の扱いで掲載されていました。

ブラバスはトップギアでもレビューされていたほどですから、メーカー、そしてAMGなどと同じ並びで掲載されてあってもまだ理解できます。でも、ロリンザーにRUF、ヴィーズマンというチューナーとそれ以外、たとえば最近流行しているであろうマンソリーなどとの違いとなると、素人にはその掲載基準の境界線をうかがい知ることができません。コンプリートカーのラインナップがあるか否か、というわけでもなさそうです。

「そういえば、BMW一社だけでもいろいろあるなぁ」。そんな思いつきで始めている今回の記事です。

まず、

戦車のような

X6M。

パワーを隠しきれない、

X5Mなど、BMWのチューニングで真っ先に思い浮かぶのがM社です。M社なんて書くとまるで何かの秘密結社的な香りがしますが、ともあれM社です。

初めてこのMのエンブレムを見た(というか意味を理解した上で認識した)のはまだ車に関心が芽生え始めた頃でした。高性能上位車種のシンボルたるロゴなのに、なぜにこんなにポップなんだろう。威厳が感じられないかも、などと神をも恐れぬ新入社員的にMのロゴにミスマッチを感じていました。でも、今では何の違和感も覚えなくなっています。どうやら無事、染まりきったようです。

そして、このMと何かと対になって言及されるのが、

アルピナです。

アルピナの姿を見かけるたびに思うのですが、アルピナブルーと呼ばれるらしいこの青は、実に素敵な色をしています。特許でも取れるんじゃないかと思わせる色です。

そして、Studie(スタディ)というチューナーも、

ちょくちょく見かけます。

“turbo Boosted by Studie AG”とあるので、ROMチューン、ECUチューンなども手がけているのでしょうか。

また、ターボをいじるといえば、

ACシュニッツァー。エアロのほうが有名かもしれませんが、出力を軽く100馬力以上アップさせるACS6など、ACSシリーズを擁します。

ACと付いてるからこのACシュニッツァー関連なんだろうと早とちりしていたのは、

AC TUNE。こちらのACはACTIVE CAR’Sの略でした。エンジンの換装、ミッションの載せ替えなども手がけているようです。

また、バブル期の自動車雑誌を読んでいるとよく出てくるのが、

ハルトゲ。

ハルトゲを知ったのはほんの数年前のことなのに、個人的に凄く懐かしい思いがあります。メーカーエンブレムを押しのけて鎮座するチューナーエンブレムの第一号目撃車でした。「あれ、BMWのエンブレムと違う!?」。 あのときのわくわく感といったらもう。

そして、もっぱらホイールで名前を見かける、

ADVAN RS。

「バネ下」という言葉で語られる世界のチューニングですが、人間が履く鉄ゲタの比喩など理屈でしか触れたことのない私としては、その足回りの変化を想像するだけで不思議な気持ちになります。

そんな不思議な気持ちをますます不思議にさせてくれるのが、

SEV。

一瞬ALPINAかと思いましたが、SEVPINA(?)でした。天然鉱石と金属を組み合わせたシールを貼ったりするだけで性能が向上するとのことですが、トルクアップではなくトルク「感」アップ、パワーではなくパワー「感」と表記されているあたり、非常に難しい世界のようです。

そして、難しいといえば、

マフラーが四本出しになっているけれど、それ以外にはヒントとなるようなステッカーもエンブレムもない場合。誰が手がけたのかがわかりません。このような一台を見ると、「今は名もないけれど未来のMやアルピナになるかもしれないチューニング屋さんが手がけたか」と素早く飛躍し、「元々はM5だけどエンブレムだけデチューンして羊の皮をかぶったかも」という可能性も探り始める暇な私です。

また、同じく難しいのは、

四本出しで明らかに手が入っている上に、1シリーズの3.0siという架空のグレードになっているような場合。こういうとき、とっさに”si”の意味がわかればその方向性もつかめるのでしょうが、とっさどころか帰って思い出して調べてみても”si”の意味がわからない私には、やはり難しくもあり…。

さらに、わかりやすそうでいて難しいのが、

ハーマン。

手を入れたのが5シリーズなのかM5なのか私には即断できません。

そもそも、

ランボルギーニのエンブレムを押しのけることもあるチューナーである上に、原型をとどめない「超アグレッシブ」もお得意なので、ベース車両の上限が青天井です。

ただ、このような青天井系を見ると、結局どんな車も手を加える余地はあるんだなぁ、と。完全にワンオフで作られでもしない限り、どのような高級車メーカーであってもその市販車両は顔の見えないお客さんにも満足してもらわないといけません。嗜好が完全一致する人間などいませんから、その隙間を埋めてくれるのが百花繚乱のチューナーということなのでしょう。

と、自分で書いておいて何となく違和感が出てきました。隙間を埋める、というだけでもない気がします。

今年初めてオートサロンに足を運び、その盛況ぶりと突っ走った展示車両に驚きました。まずお客さんのニーズがありきでそれらをくみ取り「これどうです?」というのではなく、自ら率先して「これ、どや!ついてこい!」的な車も多かったように思います。お客さんが市販車に感じている「隙間」を無視し、それどころか自分たちで新規に別の「隙間」を作り出してやろうかというくらいの勢いで。チューナーといっても決して「隙間」の後追いばかりでもないのでしょう。そうなるとその立ち位置はチューナーでもあり、メーカーでもあり。

で、冒頭のカーグラフィックについて。結局、巻末リストの掲載基準はわかりません! ただ、ニーズの後追いというだけでは掲載されないのだと推測してみます。

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