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 先月ですが、伊香保にある

「伊香保おもちゃと人形 自動車博物館」へ行ってきました。初めての自動車博物館です。

 今年冒頭に足を運んだニューイヤーミーティングも自動車、特に旧車を学ぶにはうってつけの場ですが、自動車博物館のように博物館ごとのテーマやコンセプトに沿って体系付けられた展示にも、きっと何かがあるはずです。そう考え始めるといてもたってもいられず、善は急げと足を運びました。

おもちゃと人形も主役

 もちろん自動車を目当てに行ったのですが、「伊香保おもちゃ人形 自動車博物館」という名前だけあって、主役は自動車だけではありませんでした。入場するとしばらくは人形とおもちゃの展示が続きます。

 これらの展示内容からは、

戦後間もなくの昭和をテーマにしているであろうことがうかがえます。

平日は本来の姿ではない

 自動車ゾーンに辿り着くまで、

このように

昭和ゾーンが続くわけですが、ふと、人が少ないことに気づきました。

 私は平日に足を運んだのですが、館内は実に閑散としており、各所にある

お土産屋さんや、出口近くにある

コーヒーショップなど、人が見当たらなさすぎて、まるで休館日に無理を言って開けてもらったかのような気分です。そこでお話をうかがうと、平日は大体このようなもので、どうやら週末や休日こそが本来の姿で大賑わいとのことでした。

 ただ、写真を撮るという点からすると、大賑わいの週末や祝祭日は周囲にご迷惑をおかけすることになるかもしれないので、目的次第で一長一短とも言えます。

自動車ゾーン

 そして、肝心の自動車ゾーンですが、真っ先に出迎えてくれたのは、

スバルのR2でした。小さいです。

 以前トヨタ2000GTに遭遇したときには、書籍内や展示車両として見るより公道上で見るほうが小さく感じられると書きましたが、このR2から始まる360cc軽自動車群からは、展示状態でもその小ささが伝わってきます。

 小さな小さな車たちが壁際に

ズラリと並んでいまして、スバルの

360やマツダの

キャロルなど、おなじみの軽自動車も昭和ゾーンからの延長として展示されています。

 その一方、

マツダのB360という見たこともない車も展示されていました。この時点で、足を運んだ甲斐があるというものですが、同時に、また足を運ばないといけないなと確信しました。

何度でも足を運ばないといけない

 自動車博物館に限ったことではないですが、一回足を運んだだけで展示内容の全てを消化できるほど、ちゃちい博物館などまずありません。仮に、その展示内容の全てを知識や経験として把握している博覧強記で熟達した方が足を運んだとしても、きっと得るものはあるはずです。

 また、消化しきれないくらいの展示物を一回で無理して消化しようとすると必ず無理が生じるはずですし、本来消化できたはずの展示物まで消化不良を来すことになるかもしれません。

 さらに言うなら、博物館やミュージアムは一年おきくらいに足を運ぶのがもっとも良い訪れ方なのではないでしょうか。その都度その都度の感じ方に必ずや、変化を見て取れるだろうからです。

第一印象の大切さ

 これも博物館に限った話ではないですが、第一印象というのはずっと大切にしておいたほうが良いです。第一印象に固執しろということではなく、「最初はこういう印象を抱いてたな」ということを忘れないでいることです。

 第一印象というのは二度とありません。知識や経験が積み重なってくると、第一印象はほとんどの場合、過去のものとなります。自動車業界で抱いた第一印象が過去のものになるということは、それは自動車の何たるかがわかってきたということかもしれませんし、「業界に染まって一般目線を失った」ことを意味するのかもしれません。

 また、「最初は格好良いと思ってたこの車、最近はそうでもなくなってきたな」といったりその逆の場合には、本人の趣味や嗜好が変化したということかもしれません。

 どのような場合であれ、最初にどんな印象を抱いていたかを覚えておくと、その印象が変わった原因を知る手がかりにもなりますし、独り善がりな考えを回避することができます。

 私はこれから何度も訪れるであろう博物館や遭遇するであろう車について、その都度その都度の印象を書いていきますが、その考えはどんどん変化するはずです。

 軽自動車ゾーンでいきなり知らない車(B360)に遭遇しましたが、このB360だけでなく、現時点で知っている車両についてもまた、この先一年か二年経ったときに足を運べば、今とは違った見え方がするに違いありません。それが今からとても楽しみです。

 博物館やミュージアムの類は、何度でも足を運ぶ価値があります。「あそこの博物館は一昨年行ったからもういっか」という考えはもったいないのではないでしょうか。

メインフロアは2000GTが主役

 話は戻って自動車エリアですが、メインフロアでは

トヨタの2000GTが主役の座に収まっていました。誰がどう見ても、主役は2000GTに違いない、そういう展示でした。車両に添えられるミニカーすら

別格でした。

 車体の脇には

排気管もそのまま展示されています。フロントエンジン車なので当たり前なのかもしれませんが、凄く長い、そう感じました。

コスモスポーツが隅っこに

 そしてこの2000GTと同じフロアには、マツダのコスモスポーツも展示されてあったのですが、

「これじゃよく見れない」という位置に追いやられていました。どう頑張っても顔全体を見ることすらできません。もはや脇役でもなければ添え物ですらない、そういう展示でした。

 別のフロアではファミリアが

同じような展示になっていましたし、マツダ好きな人が訪れると時おり残念な気分になるかもしれません!

フェラーリF40

 そして、もう一台の主役とも言うべき展示が、フェラーリのF40でした。展示車両で輸入車はこの一台だけでした。

 ただ、F40は自動車ゾーンから離れたリス小屋の向かいに展示されてあったのですが、

地面より低い場所、半地下と言うべきか中地下一階と言うべきか、ともかく足元より低い位置にありました。

 まだ自動車業界に染まっていない私の第一印象として記させていただくと、このような低い位置に展示されてあると、どのようなスーパーカーであっても魅力がそがれるのではないかと感じてしまいます。車を鑑賞するときのアイポイントの高さは重要なんだなと思いました。

初めて訪れての印象

 他の自動車博物館を知らないので比較はできませんが、伊香保おもちゃと人形自動車博物館は

古き良き昭和の

街並みをコンセプトにした、

非日常的な空気を楽しめる博物館でした。

 私のように自動車を目当てにやって来る人の期待にも応えつつ、

人形を目当てにやって来る人にも

応え、さらには

おもちゃを見たい人にも

しっかり応えてくれているはずです。

 ざっくりと「こういう車が走っていた時代はこういう町並みだったのか」と想像を巡らせるだけでも、全ての展示をより楽しむことができます。

 自動車が国産車メインだったことからも基本は純国産展示ということなのでしょうけれど、輸入物ながらも

昭和を感じさせる展示もあるので、見ている人を飽きさせません。

反省点

 気になる車両は全て収めよう、そう意気揚々としていましたが、撮影画像を見ていると想像以上に良い画像があった反面、想像以上に出来の悪い画像もあって考えさせられました。ピンぼけも結構ありました。

 まだ撮影の肌感覚が掴めてないのかもしれませんが、人間の目で見て明るいと感じていてもカメラは暗いと判断する場面が多く、もちろんその逆パターンもあり、その見極めが難しく感じました。

 基本的にはISO100か125くらいで撮影しておきたいのですが、といってISO100固定だと無理が生じるので敢えてオートにしていました。しかし、「あれ!?」という状況でISO200に上がってさらにシャッターは1/40となったりしています。

 私がこれまで撮影してきた限り、手持ち撮影でブレずに確実に取れる限界は、1/60です。どうしても1/60を確保できない場合には連射で数打っていますが、それでも1/20ともなると駄目元というぐらいに厳しいです。

 撮影だけを考えてもまだまだ勉強すべきことが山積しているということが確認できました。また時間をおいて足を運ぼうと考えています。

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