旧車の季節
最近は暑くもなく、寒くもなく、ぽかぽかと春めいて実に良い天気が続きます。
エアコンの無い車にもちょうど良い頃合いのようで、旧車の姿を見かけることも珍しくありません。
そして、車に詳しくない人間でも知っているくらい、日本の旧車の代表格といえば、トヨタの2000GT。
旧車を見かけるたびに感じることですが、そのどれもが本で見て想像していたよりもコンパクトです。
展示車として佇む姿と実際に公道で走る姿とを等しい目線で見るのは素人にはまだ難しいようでして、この2000GTも東京コンクールデレガンスで実車を見ていたのに、公道を走る姿はその予想外の小ささにはっとしてしまいました。
日本車検索大図鑑
さて、手元には「日本車検索大図鑑」という大きな本があります。各メーカーごとに別冊CGとして発行されているのですが、古い車のモデルを調べるのに凄く便利なので、つい全部揃えて購入しました。深入り覚悟で車を知ろうと考えている人間にとって、カーグラフィック総索引と並んで手元に必ず備えておきたい書籍でしょう。どんな小さなモデルチェンジであってもその写真(白黒)が掲載されてあります。
2000GTの場合はトヨタ編の270ページ。1967年5月に2000ccの3ドアハッチバックで新登場。価格は238万円。1969年9月にマイナーチェンジ。3段トヨグライド追加(+7.5万円)とあります。
これがよく言われている前期型・後期型の区分なのでしょう。このカタログを参照してみると、私が遭遇できた2000GTは斜め後ろからのショットで、
前期型なのだということがわかります。べ、便利過ぎます。
2000GTを愛車にもつ京本政樹さん
ちなみに以前ダウンタウンDXという番組を見ていたら、有名人の愛車自慢コーナー(?)で京本政樹さんのアルファードが紹介されていました。
そのアルファードはガルウィングになってまして、その他諸々と改造につぎ込んだ費用は2000万円を越えるとか。
あっちの世界は突き抜けてる人がいるんだなーとあっけに取られながらも京本さんの日記を見てみると、なんとアルファード以外にもマツダのコスモスポーツや2000GTも所有されているじゃないですか。しかもその2000GTは赤色をしてました。
アルファードをガルウィングにするくらいなので2000GTを全塗装していても不思議ではないのですが、ソーラーレッドというちゃんと設定のある色とのこと。
シルバーという見慣れない色の2000GTが今中古価格2780万円という高値で売り出されているのですが、これもサンダーシルバーメタリックという設定のある色でした。
2000GTといえば白。というかペガサスホワイト。それ以外はよく知らないからレストアかレプリカの可能性有り! なんて乏しい知識に基づく早合点をしてしまわないように、心のどこかで設定のある色への備えをしておきたいと思います。
それにしても、黄色に緑、青まであるなんて驚きです。
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