信号待ち停止中、サイドミラーの奥深くに
BMWの6シリーズのような車を確認。
車素人である私が初めてBMWの6シリーズを見たときは、
非常に危うい均衡の上に成り立っている顔だなと思いました。
でも、何度か見ているうちにあの独特な顔つきに
第一印象とは異なる妙な力強さを感じ始めていたので、
デザインと時間の力学(?)って面白いもんだなー、と。
そんなことを漠然と思い巡らしているところへ
サイドミラーの6が隣を通り過ぎようと近づいてきます。
サイドミラー内で大きくなるその姿に目が釘付けになりました。
そして隣を通り過ぎるさまを見て目が点と言いますか
ぎょぎょっとしました、色がつや消しのマットブラック!
というかホイールも含めて全体がまっくろくろすけです。
そもそもエンブレムがBMWじゃなくてなんかバットマンぽい。
何ちゅう存在感…走り去る姿をしばらく眺めてました。
もちろん帰ってからカタカタ調べました。
これだけ完成度が高いのですからさぞかし
名のあるチューニングメーカーの手が入っているのだろうと。
でもチューナーのエンブレムを調べてはみたものの、
黄色地に黒でこんなのありませんでした。
そこでさらに調べていると、どうも個人で気合い入れて
自分仕様というかオリジナル仕様にされていたようです。
つまり、バットマンぽいエンブレムじゃなくて
バットマンエンブレムそのものでした…!
とてもディーラーでは受け付けて貰えないでしょうから
勝手に想像するに恐らくはどこか信頼の置けるショップと
いろいろ擦り合わせながら仕上げていったのだと思います。
すんごいなあとしか言えませんね。
「こんなこっといっいなーでっきたっらいっいなー♪」
なんてノリだけでオーダーしたら張り倒されそうなほど
出来ることと出来ないことの境界線が私なんかには
想像もできないくらい複雑に絡み合ってるでしょうし。
見事なバットマン仕様でした。
ちなみにバットマンといえば本家バットモービル。
東京コンクールデレガンスで撮影してます。
意味なく全車両撮影していると、
こういうときのレファレンスに使えちゃいます。
さてこのバットモービル、改めてこれを車として
じっくり見てみると、謎が深まるばかりです。
フロントの中心にあるのはいわゆるグリルでしょうか。
横っ腹にあるのはマフラー?
でもマフラーにしては方向が逆…。
ボンネットによくあるエアダクトでしょうか、う~む。
後ろのこれたしか火を噴いてましたよね。
ジェットエンジンの吹き出し口?
わからないことが満ちあふれているバットモービルですが、
このコンプリートを仕上げてしまったら
公道を走れないであろうことだけはなんとなくわかります。
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