増えてきたマットカラー
最近ちょくちょく見かけるようになったマットボディ。ちょくちょくとはいってもつや消しボディが圧倒的に少数派であることに変わりはないので、視界に入るとすぐに「おっ」と惹きつけられます。
マットグレーの場合なら「おっ」、
そして堪能、
良いもんですなぁ、となります。
マット塗装では見慣れないメーカーの場合でもやはり「おっ」、
そして目の保養、
慎ましく鑑賞終了。
ただ、グレーではなくブラックの場合には、それがつや消しとの相性が良いためなのかTPO次第では威圧感を受けることも。
例えば、絶賛節電中の地下駐車場。切り返し中にライトに照らし出され、突如マットブラックな姿が目の前に現れるととても「おっ」などと感じる余裕もなくなり、
「うっ」とか「げっ」となります。その車の顔付き次第では駐車場がちょいとした肝試し会場へと早変わり。
懐かしのバットマン
さて、そんなマットブラックですが、「おっ」でも「うっ」でも「げっ」でもなく、「あっ」な一台が。
あ゛っ。
バットマンが帰ってきました!(どこにも行ってない)。
去年の10月に触れた懐かしい一台。ブログを開始して初めて出会ったマットボディです。しかもバットマン仕様というスペシャルな一台。
しかしこうして改めて見てみると、6シリーズだから成立したのかなぁと思います。
この6シリーズのオーナーは最初からバットマン化するために買ったのか、買ってからバットマン化を思いついたのか、その辺りをうかがい知ることはできません。
ただ、手前勝手な推測ですが、二代目の6シリーズだったからこそのバットマン化なのかなと。
最初からバットマン化するつもりだったなら、ベンツやポルシェは選択肢に無かったと思います。買ってから思いついたとしても、仮に買っていたのがBMWではなくベントレーやアルファロメオ等のデザインだったならバットモービル化など思いつかなかったでしょうし、6シリーズではなく5シリーズや3シリーズだったならやはり思いつかなかったんだろうと。
そしてもっと言うなら、6シリーズでもE63ではなく黒い幌のあるこのE64カブリオレだったからこそ、バットマンになることができたのかなと。
他人様のクルマにあれこれ推測するのもアレですが、この一台を見ているととても他の車種では成立しそうにない、これでしかあり得ない、そう思えてくるバットマン仕様です。
ちなみに以前、何かとお世話になっている革内装の張り替えショップ内にもマットブラックなクルマがありました。イベント展示用にカスタムしたとのことでしたが、全塗装などせずにカッティングシートを貼ってるだけとのこと。
ジャッキアップされたボディの繋ぎ目を下から見ると、確かにシートというかシールのようなものが貼っ付けられているだけ、不思議な感じがしました。
そして気になったので当然質問。
「これ、洗車はどうやるんですか?」
「できませんっ!」
…まさにお洒落は我慢だと痛感した瞬間でした。
ただ、これだけマットカラーが流行っていると、メーカーとしても「マットカラーなのに通常カラーと同じく洗車もコーティングもOK!」という純正マットカラーをどんどん設定してきそうですね。
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