エンブレムチューン車に遭遇することが多いので、一年以上ぶりですがつらつらと書きます(その他の面白エンブレムチューン車両は随時こちらで更新中です)。
まず、エンブレムチューンの定番といえば、
トヨタのエンブレムをレクサスにチェンジです。
特にハイエースで行われるのは定番でしょうか。
他にもランドクルーザーで
レクサスバージョンも見かけます。トヨタとレクサスについて難しいのは、トヨタ博物館に展示されているようなハリアーと同じ
初代レクサスRX(RX300)や、セルシオと同じ
初代レクサスLS(LS400)の逆輸入という可能性もあるからです。可能性としてはわずかだと思いますが…。
ともあれ、既存のエンブレムを上位ブランドや上位グレードのエンブレムに交換するパターンが王道のようです。
ホンダのエンブレムを
アキュラに交換するのもこのパターンです。
こちらはエコパサンデーランでお披露目されていたホンダ(いやアキュラ)のビートですが、さすがにイベントでお披露目されるだけあって、
ガルウィング姿に変貌を遂げて気合いが入っています。
また、WALDチューンらしきステップワゴンにも
アキュラのエンブレムが冠されたりします。
次のパターンは、上位ブランドでもない全くの他社ブランドを貼り付けるエンブレムチューンです。
こちらはクライスラーの300Cですが、
ベントレー風味の
エンブレムに姿を変えています。このベントレー風エンブレムは通販で市販もされているので、300Cオーナーから一定の需要があるということなのでしょう。
ちなみに本家ベントレーのエンブレムは
こんな感じです。
また、ダイハツのムーブにも
レクサスエンブレムが燦々と輝くこともあります。
今年のクラシックカーフェスティバルinところざわの駐車場には、
アルピナのエンブレムを冠した
コペンの姿がありました。斬新でした。
同じくコペンで
アウディのエンブレムという、これまた斬新な組み合わせを目撃したのはエコパサンデーランです。
リアにもしっかり
アウディバッヂで抜かりはありません。
軽自動車のようなコンパクトな車でのエンブレムチューンは特に楽しさが伝わってきます。軽自動車ならではのキャラクターを活かし、肩肘張ることも気負いもなく、純粋に楽しんでそうです。
そんな楽しさのリミッターが解除されてしまったかのようなエンブレムチューンが、スバルのR1改め、
SUBARRIです。
フェラーリの
エンブレムになっていますが、
これはスバーリと読めば良いのでしょうか。
ホイールキャップもリアも隅から隅までフェラーリで、通常のエンブレムチューンと同列に扱うにはちょっと凝りすぎていて完成度も高いです。見てるほうまで楽しい気分にさせてくれます。
そして同じように大がかりな変身としては、コペンが
アストンマーティン風になったりもします。こちらはエコパサンデーランでの一台ですが、
ラジエーターグリルも
エンブレムも
見事にアストンマーティン風です。
この一台も上記SUBARRI同様に完成度が高すぎるのでじっくり鑑賞させていただきましたが、こちらについては
雲井モータース(Kumoi Motors)という会社が正式にプロデュースしているコンプリートカーでした。正しくは「KMマーチン」だそうです。いやぁ、こういう世界もあるんですね。
さて話は戻りまして、他社エンブレムにチューニングするパターンとしては、ダイハツの
ハイゼットが、
スカイラインターボに!
ただこのスカイラインターボハイゼットは、エンブレムというよりステッカーチューンに近いです。
わかりやすいステッカーチューンとしては、
フェラーリステッカーの
スズキのエブリイが! …すみません、強引に繋げてみました。四駆のエブリイですから、気分はフェラーリのFFということでお願いします。
また、ステッカーといえばいつも楽しませてくれる大型トラックですが、
こちらのステッカーには「いんつぎ村の青年団 寝ぼすけ號 打倒安眠妨害」や
「連日連夜睡眠不足 撃沈グループ」の文字が。要するに、「近寄るな」ということなのでしょうか…? でも、トラックのステッカーは面白いものが多いので、ウォッチング目当てについつい近づいてしまいます。
次のパターンは、エンブレムはずし。エンブレムそのものを外してしまうやり方です。
エンブレム外しは外しで面白いです。たとえば、真っ黒であっても
Gクラス(ゲレンデヴァーゲン)とすぐにわかるものもある一方で、
こうなってしまうとお手上げです。トヨタMR-Sの何らかのコンプリートカーだと思いますが、ちょっとわかりません。
ただ、エンブレム外しのパターンについては、エンブレムを外した素のボディに一工夫も二工夫もされていることが多いです。
次のパターンは、逆輸入車風に仕立てるエンブレムチューンです。
マツダのデミオですが、
MAZDA2 SPORTになっています。
また、ニッサンのマーチだけど、
マイクラというパターンも見かけます。
これらが実際に逆輸入したのかエンブレムだけを取っ替えたのかはわかりません。ただ、いずれにせよ狙っている効果は近いのかなと思います。
いただいた記事コメントにより間違いと判明です、失礼いたしました! – 2014/08/25 19:36:11 –
次のパターンは、エンブレムを装飾するエンブレムチューンです。
カイエンターボの文字が
赤くなるのはまだ序の口で、
Asanti(アサンティ)でチューニングされたダッジ・チャージャーの
エンブレムをよく見ると
カラフルなスワロフスキー施工です。このパターンも工夫を凝らせば本人のセンス次第で大いに可能性が広がりそうです。
次のパターンは、アニメを絡めたエンブレムチューンです。
メルセデス・ベンツのブラバスですが、
文字装飾パターンで赤基調になっている上に、左をよく見ると、
NERVという文字があります。何のことかわかりませんでした。”NERVE”の”E”が抜け落ちたかなとも思いました。ただ、何をどう検索しても行き着くのはアニメの新世紀エヴァンゲリオンでしたので、これが正解なのかなと思います。その作中に登場する特務機関ネルフのことを指すようです。このようなアニメを題材にして車に取り入れるのはよほどの自信があってのことなのでしょう。アニメオンチの私ではなく、詳しい人ならもっと楽しい気分にさせてくれる車なのだと思います。
ただ文字列の意味がまるっきりわからなくとも、黒いボディに赤の差し色という時点で非常に良い具合になってると感じました。その装飾パターンで自信があるからこそ、さらに一歩踏み込めたのかなとも推察してしまいます。
アニメ絡みのエンブレムチューンとして他にも、
ホンダのシビックなのに、
HONDAと思いきやNANOHAになっている一台が。調べるまでもなく何らかのアニメであることは間違いありません。しかも見ての通り、トランクの中にディスプレイが二つ並んでアニメが流れてました。一歩踏み込むどころか助走をつけて跳躍してしまったかのような踏み込み具合ですが、アニメを絡めるというのはエンブレムチューンのハード路線でもあるようです。
まだまだあるのですが、パターンが多すぎてまとめきれないのであと2パターンほどご紹介します。
まず、現在ある配置を変更するパターンです。
こちらはトヨタのマークⅡですが、
トヨタのエンブレムが上下逆さまにひっくり返っている上に、MARKⅡのⅡが行方不明になって”MARK”の文字列も
“MA”と
“RK”で左右へ離ればなれになってしまっています。へそ曲がりチューンです。
そして最後にしますが、自作のオリジナルパターンです。
マークXですが、
よく見ると輪っかとその中のXを別個に組み合わせた形跡があります
マークXジオのフロントエンブレムを引っ張ってきたのかとも思いましたが、どうやらそうでもないようです。どこから流用したのかわかりませんが、工夫が感じられて何かの参考になりそうです。
また、ニッサンのエルグランドですが、
もう、
わかりません。しかもスワロフスキー施工もなされています。
短い投稿を心がけていたのにまた長くなりましたが、エンブレム一つを軸にしても、遊び心盛りだくさんの世界が広がっています。渋滞にはまった時には、身近な遊び心を探してみるのも御一興です。もちろん、脇見運転はほどほどに。
マイクラはマイクラで合ってます。
これは一時限定?発売したマイクラっす!
それより突っ込み処は、ゼロエミッションのエンブレム貼っているところでは?^^;
コメントありがとうございます!
非常に驚きました!
いただいたコメントに「ええっ!?」と驚いてカーセンサー(ヤフー自動車)で「マイクラ」と検索したら正規ディーラーから出ていたのでまさに自分の不明を恥じるばかりです。
この車はまずマイクラがネタエンブレムの先頭で、続くゼロエミッション等も同じく全て冗談だと思っていたので、いま無性にしてやられた感があります。
しかも、このマイクラを調べてみるとマニュアル仕様もあるので、ひょっとしてゼロエミッションだけが冗談で残りは右のニスモステッカー以下も全て現実の仕様通りだったのかもと考えると、ますますしてやられた感があります。
勝手に勘違いして一方的にしてやられたと感じているだけですが…!
何年も前の記事にコメント失礼しますが、最後のエルグランドのエンブレムは、ヤのつく職業の代紋だと思われます…w
ゆゆ様
コメント誠にありがとうございます、そして返信がとんでもなく遅れてしまい申し訳ありません!
> 最後のエルグランドのエンブレムは、ヤのつく職業の代紋だと思われます…w
…ご教示いただいたままに「ヤクザの代紋」で画像検索したら…い、稲川会!
車のエンブレムにヤクザの代紋という発想はまったくなかったです。このときは面白がって露骨にビデオ撮影していました(記事中の画像もビデオ映像からの切り出しです)。
ゆゆ様からコメントをいただいていなかったなら、今このエンブレムを見てもさっぱりわからないままで、おそらくトランスフォーマー路線で探し回ることになったはずです(今見てもなんだかアニメっぽい!)。
つくづく、わからないものでもとりあえず記事にしておいた良かったと痛感するとともに、ゆゆ様の貴重な情報に感謝至極です、本当にありがとうございました!