今回は、6本出しマフラーで一息!
といっても、メーカー純正で6本出しマフラーを採用している車を、私は一台しか知りません。
悲運の物語で有名な、
タッカーのトーピードです。もはや過去形のメーカーなのでトヨタ博物館での一枚となります。
最近では、
横浜美術館前で行われた今年のコンクールデレガンスでその姿を見ることができました。
後ろへまわると、
見事な6本出しマフラー! これだけパイプが居並ぶと、管楽器よろしく素敵な音色を響かせられそうです。
メーカー純正で6本出しマフラーを採用している車両は、今のところタッカーのトーピードしか知りません。自動車黎明期の外国車を探せば、あともう二、三台はありそうな気もします。
昨年のことですが、熱海ヒストリカG.P.の駐車場で
TVRのT350tを発見し、リアが
6本出しマフラーとなっていたので、「おっ、タッカー以外にも純正6本出しが! さすが正統派異端児!」なんて思ってしまいましたが、調べてみるとT350tの純正は二本出しでした。太いパイプが純正で、隣りの細いパイプが追加で仲間入りを果たしたようです。
ただ、純正というわけではないものの、この大小の組み合わせは上手くバランスが取れていて、
まるで純正然としています。
TVRは純正でも
つむじ風マフラーを採用し、そもそもボディスタイルでも
我が道を行き続けているだけに、異端さが増せば増すほど、「さすがTVR!」と、つい賛辞を贈りたくなります。
ということで、T350tの6本出しマフラーを純正と思い込んでしまった言い訳を書いてみました。
ちなみに、上のサガリスは去年の神宮外苑クラシックカーフェスタへの道すがらの一台で、タスカンは去年のミラフィオーリでの一台です。
そして6本出しに戻りますが、同じく後付けというかチューニング車両で6本出しマフラーなのが、
ファブデザインのDesireです。そのままでも高性能なSLRマクラーレンの722Sロードスターを、さらにチューニングした贅沢コンプリートカーとなります。
ベース車両の650馬力から750馬力にまで引き上げられただけあって、
右と
左で密やかに只者ではない空気をかもしています。
後付けの6本出しでは他にもGクラスやシボレーなどがあり、それぞれ左右3本ずつとなっています。6本出しマフラーについて調べれば調べるほど、サイドマフラーが主流となっているようです。
後ろ姿ウォッチャーな私ですが、後ろ姿を開拓し尽くしてもいないのに、サイドにフロンティアを見いだすことになりそうです。渋滞時のお楽しみが、また一つ増えました。
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