リカバリしても消えぬなら、
HDDごと取り除いてしまえホトトギス。
ということで、感染PCのHDD換装と、ついでにメモリの増設作業です。
メモリをいくらまで増設できるか。これは最近ではCPU側でその上限枠が決定されています。
このVaioのFシリーズ(VPCF22AJ)についてはソニー公式には最大8GBまでしかできないことになっていますが、実際はそれ以上いけます。インテルによるとCore i7の2820QMは32GBまでOK。ただ、Vaioのメモリスロットは二つしかなく一枚で16GBというメモリも今はまだないので、8GBを二枚挿して16GBまで引き上げます。
まずはメモリの作業から。
本体をひっくり返します。
ドライバーでネジを外して開けます。
メモリ両脇の爪をそれぞれ外側へ押し広げてフックを解除します。
そのまま斜めに引き抜きます。
下のメモリも同じく爪を外し、
斜めに引き上げます。
今度は逆の手順で新しいメモリを挿していきます。
さっきの角度で斜めからざくっと。
そして爪がカチッとなるまで押し倒します。
もう一枚も斜めに挿し、
倒します。
完了。
最初から入っていたメモリは、
韓国製でした。Hynixと書いてハイニックスと読むようです。
そして次にHDDの換装手順ですが、同じくひっくり返してドライバーでネジを外し、蓋を開けます。
と、ここで気になったのは、カバーの手前、両脇にある二つのネジ穴。なぜか最初からネジが二本仲良く足りないというか抜けている状態でした。生産前の段階ではここにもネジ止めが必要だと判断していたもの、生産スタート直前に急遽不要ということにでもなって対応できずとかそんな感じでしょうか。
まぁ気になりつつも、カバーのネジを外します。
続いてカバーも外します。
スライドさせます。
取り出して、何となく並べてみます。
右が最初から入っていたハードディスクです。ウエスタンデジタル製でした。
で、換装用のハードディスクを挿し、
カバーをかけ、
ネジを止め、
最後にフタをして終了となります。
ちなみにASUSのほうについては自分では増設できませんでした。そもそも裏から開くというようなユーザーフレンドリーな仕様になっていません。
最初はメモリを買ったお店でついでにと店先のカウンターでやってもらっていたのですが、
ちょちょいとついで作業で済ませるのは不可能なほど手順が込み入っていました。
ASUS公式HPの製品ページ下部にあるダウンロードメニューからマニュアルが閲覧できますが、このモデルの増設手順はまずキーボードを剥がし、接続端子も外し、両脇の革張りになっている手首休めのリストレストの部分を剥がし、などとまるで工場で製品そのものを解体・分解していくかのように、ひたすら上側から剥ぎ取っていく方式となっています。Vaioの作業を100回やるほうが楽そうに思えました。
そこで、家電量販店のメモリ増設サービスを利用することに。メモリ増設作業が商売になるなんて…。これくらい自分でやれるのに…。これまでずっとそう考えていた私ですが、大いに心を改めて持ち込みました。
サービスカウンターで「じゃ、お願いしまーす」と預けて30分ほど経ったころ、作業をされている方から電話がかかってきて、「ちょっとこのPCはできません、無理です」なんて言われてしまったときには本当にどうしようかと思いましたが、何とか頑張ってもらってこちらも無事16GBになりました。
今、日本のどこかでこのVX7SXのメモリを自分でどうにかして増設しようとお考えの方、絶対にやめておいたほうがいいかと思います。
Vaioのメモリ増設とHDD換装をお考えの方は、自分でやったほうがいいかと思います。
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メモリ増設後の肝心の部分が抜けていたので追記です(2012/04/13 20:34)。
ASUSの16GBはもちろん、公式対象外の数字となるVaioの16GBのほうも問題なく動作しています。
ASUSとVaio、似たようなスペックのノートが二台という状態になったので、ASUSを仕事用、Vaioをダイニング用に。二台体制になるとこれはこれで便利なもので、作業の合間にVaioのほうで動画の処理を単独で行えるのは助かってます。また、ASUS付属のPowerDVDでブルーレイを再生しようとしたら「映像は見せてやるが音声はまかりならん!AACだ!音声も聞きたかったらお金を払ってバージョンアップ、コチラ!」となるのですが、Vaioのほうは付属のWinDVDで音声も問題なく再生できるので、結局ブルーレイの作業もVaioに。二台体制になる前と変わらずに何だかんだと負荷をかけることになっていますが、何の不具合もありません(ちなみにメモリはパトリオットのPSD316G1333SKです)。
手前のネジ穴はカバーのネジが入る所ではないですか?
コメントありがとうございます!
まさにおっしゃる通りですね、全く気づきませんでした!
記事中の私のお粗末な推論を削除したくてたまらない気分ですが、
後からこそっと変更を加えるのもあれなので、恥を忍んでそのままに…_ _;