【山田隆夫の愛車】

  1. スマート

座布団と幸せを運び続ける笑点の必須メンバーでおなじみ山田隆夫さんの愛車(過去所有を含む)は次の通りです。


【ポルシェ914タルガトップ】
1974年に購入した山田さんの最初の愛車ボディカラーはグリーン。納車から一ヶ月ほど経った頃、サイドブレーキを戻し忘れたまま走ってしまい、エンジンからもくもくと煙が発生。焼き付いちゃったとのこと。修理にお金がかかりすぎるということで、たった一ヶ月だったのに乗り換えることに。


【フォルクスワーゲン・ビートル・カブリオレ】
914の次の愛車。同じく1974年に購入。しかし、普通のビートルではなく、ロールス・ロイスの顔を移植したビートル! ビートルの顔だけロールス・ロイス…笑点では楽太郎(円楽)さんと子だくさんネタその他で愉快な構図ができていますが、これは楽太郎さんなら激しくツッコミを入れそうな一台に思えてきます。また、このビートルのボンネットにあったロールス・ロイスのマスコットは何度も盗まれて困ったそうです。本家ロールス・ロイスのファントムの場合、マスコットエンブレムである「フライングレディ」のお値段は35万円フェラーリF40の七宝焼きエンブレムは8万円。さて、山田さんのロールス・ロイス顔ビートルのエンブレム価格はおいくらだったのでしょうか。しかし気になったのは、1974年当時すでにロールス・ロイスの顔を移植するなんて文化(?)があったことです。どうでも良い話ですが、私(管理人)が最近見かけたロールス・ロイスの顔面移植車両はクライスラーの300Cでした。あまりの驚きと珍しさのため、自動車雑誌「ベストカー」の「THE目撃者」コーナーにおそるおそる投稿してみたら無事採用!


【ミニクーパー】
1977年、1980年、1983年に購入。三台続けて英国車ミニクーパー。さすがずうとるび! しかし当時のミニは排ガス規制の影響でもの凄くパワー不足だったそうです。山田さん曰く、軽自動車より遅かったとか。この時期はミニのみならず自動車業界としても紆余曲折がありました。ミニの正規輸入は1976年に一度途絶えています。しかし1977年にいわゆる外圧によって並行輸入車に対する規制が緩和されました。国産車も排ガス規制でパワーダウンしていましたし、ミニの低価格化もあってミニブームがまた復活。1981年にはJAXの新車並行輸入だけで年間1,000台入ってきています。そして1983年にはオースチン・ローバージャパンが設立され、正規輸入も復活の運びとなります。ちなみにどの自動車雑誌かは忘れましたが、BMW傘下になる前と後で「ミニ」と「MINI」の表記を使い分けていました。どちらがどちらの表記だったかも覚えていませんが、その使い分けを知ってギョッとしました。私(管理人)はそんなの全く知らずにミニだのMINIだの書いていたからです。ただ、他の雑誌やWebで確認するとそこまで厳密に区別しているところはありませんでした。ということで、気楽に行きます!


【ボルボ240】
ミニの次の愛車。1986年に購入。ミニでいろいろと苦労したので、大きくて丈夫な車にと、ボルボ240を選択。


【日産フィガロ】
1991年に購入。ファントム顔のビートルやミニクーパーを選んでいるように、山田さんは個性的かつ愛嬌のあるオープンカーが大好きです。ボルボやオペルでしばらくは禁欲生活をしていたものの、1991年にフィガロが登場し、すぐにオーダー。マーチがベースなのでミニのように故障もオーバーヒートもせず、非常にお気に入りの一台だったようです。


【光岡自動車 美遊人(ビュート)】
1994年に購入。こちらも一目惚れして即購入。フィガロというレトロ調の車のさらに延長にある車で、ベース車両も同じくマーチ。ミニクーパーの故障やオーバーヒートの経験が非常に大きかったようで、ベース車両が日本車であることも大きな決め手になったようです。


【光岡自動車 凌駕(リョーガ)】
1998年の販売開始と同時に購入。ホンダに続いて国内十番目に自動車メーカーとなった光岡自動車。その魅力にどっぷりはまっています。


【スマート・クーペ】
2003年に購入。やはり個性的で愛嬌のある車が選ばれています。


【BMWミニクーパー】
2006年に購入。原点回帰? BMW傘下になってからのミニなので、以前のミニほどの故障もなく満足の一台だったそうです。


【光岡自動車 卑弥呼(ヒミコ)】
2009年に購入。ボディカラーは赤。またしても光岡です! この卑弥呼はマツダのロードスターがベース車両。35台の限定生産で、山田さんはなんと五番目にオーダー。ここでもやはり、個性的かつ愛嬌のあるオープンカーという嗜好のど真ん中を行く車となっています。


以上のような感じですが、最近はミツオカに魅了されている遍歴となっています。光岡自動車のクルマは町で遭遇することが少なく、ましてや身近にオーナーの方もいないのでそのオーナー像もつかみにくかったのですが、山田さんの遍歴を見て勝手ながら代表的なオーナーの姿を垣間見た気分です。個性的なデザインで妥協できない一方、故障の少なさも譲れない。ありそうでなかったポジションにあるメーカーなのかもしれません。以前、平野啓一郎の「かたちだけの愛」という小説内に光岡自動車の大蛇(オロチ)が登場したことがありましたが、そのオーナーはどちらかというとネガティブな配役で、オロチについてもそのような記述でした。まだ世間的に典型的なメーカー像が確立していなかった時期なので、かえって自由に記述されたのかもしれません。「僕はカウンタックマン」「スーパーカーなんちゃって」という歌を出したり、「スーパーカークイズ」というTV番組の司会もしていた山田さんですが、今後ミツオカのスーパーカー「オロチ」が愛車に加わったりするのでしょうか。
 また、山田さんの本を読んでいると、「」に対して並々ならぬこだわりがあることがわかります。「運は人が運んでくるもの」「良いおこないは天の銀行への運貯金」「良いおこないが貯まって満期になったら運になってかえってくる」等々。山田さん自身がいろいろな紆余曲折を経験したこともあって辿り着いた境地なのかもしれませんが、私(管理人)にも身につまされるお言葉がたくさんありました。勉強勉強です。ちなみに、ちなみに「スーパーカーなんちゃって」は小林旭さんの「自動車ショー歌」のようにダジャレばかりでおもしろい歌でした。

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